詩人な気分

君は突然現れた。
いつもと違う道をたどり、
家路を急ぐ僕の前に。
 
君は僕に飛び込んできた。
不意をつかれて僕は戸惑った。
 
君は潜り込んできた。
僕の知らない、わずかな隙間に。
 
君は耳元で囁いた。
僕の知らない、不思議な言葉を。
 
君は僕についてきた。
僕に寄り添い、離れずに。
 
君と出会ったのは偶然なのか。
僕にはさっぱりわからない。
 
それでも君がそばにいるのを感じると、
僕は少しくすぐったい気持ちになる。