一般的には合コンと呼ばれそうだな…

土曜日。
夕方からは瀬戸のK山家で活動。独身帰還宣教師男女4人ずつ集まって、食事してトーク
形態は合コンっぽいけど、中身はかな〜り違うんだ。K山夫妻……というかK山父から、幸福な家庭の作り方を聞いてきたのでした。

手短に紹介すると…
幸福な家庭を築くためには、夫は妻の気持ちを理解することに全力を注がなければならない。特に、それぞれの働きに対する、男女の動機の違いを理解すること。

(多くの場合)夫は働いて家庭に収入や必要な物資をもたらすが、そのような働きの原動力は『欲望』。より高い収入、より高い地位、より便利な暮らしを追い求める気持ちがあれば動いていられる。そして、欲望は無限で無尽蔵のエネルギー。いくら使っても無くなることはない。

それに対して、妻はどうか。
(多くの場合)妻は主婦として家事や育児の主要部分を担当する。このような働きの原動力は『愛』。そして、愛は有限で、使えば減ってしまう。もちろん、容量は人それぞれだし、燃費もそう。だけど誰でも使えば減るし、補給しなければ涸渇してしまう。
愛が涸渇すると、義務感で働いたり、働くのを止めてしまったりする。笑顔が消え、怒りを抱え、不満を撒き散らし、家族にあたるようになる。
……なんだか身に覚えがあるような……。

さてさて、じゃあ愛はどうやって補給するのか?
一番の方法は、夫からの感謝やねぎらいの言葉、手助け。妻に愛を行いで示す必要があることを理解し、行動すること。

必要とされる最低限ではなく、進んで行う2マイルの精神。自分がしてもらうと嬉しいことを、相手に行う黄金律。結局はこの2つに行き着くそうな。


K山夫妻の馴れ初め…というか、恋人時代の話も聞いたけど、ちょっと変わってたな。
K山父がK山母に惹かれたのは、他人に奉仕できるところ。だから、2人で誰かを助けるのがデート。
一番の望みは、相手が自分を幸せにしてくれる事でも、自分が相手を幸せにする事でもなく、二人で誰かを幸せにする事なんだって。かっこいいセリフだな。そして、二人の若い頃がそうだったように、誰かを幸せにしているとき、彼らも幸せなんだろうな。

キャンプから帰った晩だというのに、楽しそうに僕らを歓迎してくれた二人を見てそう感じた。

K山夫妻……僕の目標だな。