初めて郵便振り込みしてみた
始まりは……そう、今年受けるレクリエーションインストラクター養成講座の受講費用を振り込みに行ったことだったか……。
昼間に外出する用事があったから、ついでに銀行に寄ってATMで郵便振り込みをしようかと……。
そう、ほんの5分ぐらいの寄り道。たったそれだけのはずだったんだ。
ATMで振り込みを選び、振込先にゆうちょ銀行を選択。
お次は支店名の入力か……えと……。
……支店名、どれだ?
振込先の書いてある書類には『記号』と『番号』はあるけど、『支店名』なんて載ってないじゃないか。
こりゃわからん。
ええい、近くに郵便局がある。
現金を持っていけば何とかなるだろう。
と言うわけで郵便局へ。
郵便局のATMは……上に『振り込み』って書いてないし、やり方がよくわからないから窓口へ。
「あの〜、振り込みをしたいんですけど……。」
『はい、振り込みは隣の窓口だから番号札を取ってお待ちくださいね。』
「あ……はい……。」
隣の窓口にも『振り込み』って書いてないんだけど……
民営化してもやっぱりお役所体質なのね、と嘆きながら番号札を取り、辺りをグルグル回って振り込み依頼書を探し出し、よくわからんながらも書き上げて待つ。
5分のつもりが、すでに20分経過。
『番号札66番でお待ちのお客様〜。』
「あ、はいはい。
えと、ここに振り込みたいんですけど、これでいいの?」
『これで出来ますが、窓口では手数料がかかります。ゆうちょのカードをお持ちでしたらATMから手数料無料で振り込みできますが?』
う……ATM嫌い……
「カード……あるけど、(たぶん)残高不足だし、5年ぐらい使ってないから暗証番号もあやふやなんですけど……。」
『操作は係りの者が案内しますが……』
「ん〜……手数料525円とか正直どうでもいいから現金でやってください。」
……太っ腹なんだか、ヘタレなんだか。
とりあえず手数料払って振り込み完了。
ここまで40分。
ほんの5分のつもりだったのに……。
そう、そのまま退散すればよかったのに……。
嗚呼それなのに、ふとゆうちょの残高が気になってしまい、ATMへフラフラと。
カードを入れて、残高照会。暗証番号ポチッとな。
…………
………………
…………………止まった?
なんか局員さんがやってきて、
『今カードを操作されましたか?少々お待ちください。』
って言って去っていく……。
沈黙を続けたATMから一枚の紙が。
『カードは預かった。返して欲しくば窓口まで来い。一人でだ。』(一部誇張あり)
って書いてある……。
な……なんだろう……?
待つこと5分。
窓口に呼ばれてホイホイ出ていくと、
『石川さん、このカード紛失届が出されてますね。』
「……え!?
あ……たしか2、3年前に財布落とした時にそんなことがあったような……。」
『(3年前?大丈夫かこの人?)
で…ですので通帳と届け出印と免許証を持って3週間以内にこちらの窓口へお越しください。』
「いや、ムリ!(キッパリ)」
無理だろ、そんなの。
郵便局の開いてる時間にやって来る自分が全く想像できない。
『でしたらこちらの委任状に記入の上、代理の方に来ていただくことになります。』
代理人……。普通に考えれば母か。
でも3週間以内に来れるとも限らないし……。
「それも何とも……。で、3週間以上放置するとどうなるの?」
『こちらから貯金センターに移送し、破棄扱いになります。改めて手数料1050円いただいてカード再発行という形になりますが…。』
「手数料とか別に気にしないからその方が楽なんだけど……。再発行の手続きに必要な物は?」
『通帳と届け出印、本人確認用に免許証をお持ちください。代理人が来られる場合は委任状をお持ちください。』
「はいはい……。ところで住所も変わってるんですけど……。」
『でしたら住所変更も同時にいたしますので、ご本人様がおいでください。』
あ……なんか終了のお知らせが聞こえるんですが……。
3週間以内とかホントに無理なんですけど。
さて、帰ったら通帳と届け出印を探し回らないと。
グチャグチャに散らかった部屋からうまく見つかるかな〜〜。